高校受験に備えた塾選び

高校受験に備えて、どれくらいの方が塾や学習塾、予備校に通っているの?また、いつ頃から塾に通っているの?中学3年生になってからで間に合うの?中学1・2年生のときから通っている方が多いの?高校受験に向けて気になることを調査してみました。高校受験に備えて通塾を検討している方、塾探しをしている方はぜひ参考にしてください。

中学生の塾・学習塾の利用率はどれくらい?

■中学生の学習塾費の平均支出率(出典:文部科学省 平成26年度 子供の学習費調査)

中学生の学習塾費の平均支出率:公立 中学生の学習塾費の平均支出率:私立 中学生の学習塾費の平均支出率

■公立中学校に通う生徒の70.1%、私立中学生の53.7%が塾・学習塾を利用

文部科学省で実施している「平成26年度 子供の学習費調査」にて、中学生がいる家庭の塾・学習塾にかけている平均費用・支出率を発表しています。その発表資料によると、公立中学生は70.1%、私立中学生は53.7%が塾・学習塾費として支出していることが分かりました。塾・学習塾費の中には、夏期講習や冬期講習などの季節講習にかかった費用等も含まれている為、季節講習だけ受講し、通常の塾の授業は受講していない方なども一部含まれている可能性がありますが、その点を考慮しても塾の利用率が非常に高いことが分かります。小学生や高校生と比べ、中学生の塾の利用率は一番高く、高校受験に備えて塾を利用している方も多いと思われます。

■塾の利用率は、公立中学校の方が私立中学校の生徒よりも約16%高い

塾の利用率を公立と私立で比べた場合、公立中学生の方が私立中学より約16%高いことが分かります。はっきりとした要因は不明ですが、私立中学においては、通常授業に加え、補習授業を独自で行っている可能性があります。また、最近では私立の中高一貫校に通う方も多いため、そもそも高校受験が不要になり、公立中学校よりも塾の利用率が低い結果に繋がっているのかもしれません。

■塾の利用率を男女別に見た場合、公立・私立ともに男子の方がやや高いが、差は小さい

塾の利用率を男女別に見ると、公立中学は男子72.9%、女子67.2%、私立中学は男子55.5%、女子52.1%という結果でした。いずれも男子の方が比率は高いですが、数値の差はあまりありません。

■前回調査時(平成24年)と比べ、塾の利用率に大きな変化なし

文部科学省「子供の学習費調査」の平成24年度の発表資料によると、公立中学生の学習塾費の平均支出率は70.2%、私立は52.8%であり、平成26年度と比べてほとんど変化がありませんでした。このことから平成26年度だけが急激に数値が伸びた訳ではなく、以前から塾・学習塾を利用する生徒が多いことが分かります。

いつから(中学何年生から)塾・学習塾を利用しているの?

■中学生の学習塾費の学年別の平均支出率(出典:文部科学省 平成26年度 子供の学習費調査)

中学生の学習塾費の学年別の平均支出率:公立
中学生の学習塾費の学年別の平均支出率:公立
中学生の学習塾費の学年別の平均支出率:私立
中学生の学習塾費の学年別の平均支出率:私立

■学年が上がるにつれて塾の利用率が上がり、公立中学3年生では84.3%が塾を利用

文部科学省「平成26年度 子供の学習費調査」の発表資料では、公立中学校に通う生徒を持つ家庭において、学習塾費として1円以上支出した家庭は、中学1年生で60.6%、中学2年生で65.3%、中学3年生で84.3%という非常に高い比率となっております。学年が上がるにつれて比率が高まっていることから、高校受験に備えて塾を利用される方も多いことが推測されます。
また、同調査の私立中学校の場合は、中1で49.8%、中2で55.6%、中3で55.7%という結果であり、公立中学校と比べると、塾の利用率は低めの状況です。僅かではありますが、高校受験直前の高3生が学習塾費としての支出率が一番高いです。

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