受験する高校選びにあたって

高校受験にあたり、受験する学校の選定は非常に重要です。偏差値から志望校を選定することも良いですが、学べる内容や校風、進学実績、部活動、学費、交通アクセス、など様々な観点から見て、将来の目標、目的にあった高校を見つけてください。

高校の設置学科について

■大学進学率は、普通科は約6割、職業学科は約2割

高校には大きく分けると、幅広い分野の基礎を学ぶ「普通科」と、各職業分野に特化して学ぶ「職業学科(専門高校)」、理数、体育、音楽、美術、外国語、国際関係等に特化した「その他の専門学科」、幅広い選択科目の中から生徒が自分で科目を選択し学べることが特徴の「総合学科」があります。文部科学省の平成27年の学校基本統計によると、普通科と職業学科が全体の90%以上を占めています。また、同調査によると、高校卒業後の進路状況は、大学への進学率は普通科63.9%、職業学科20.7%、専門学校等への進学率は普通科21.9%、職業学科23.1%、就職率は普通科8.3%、職業学科は52.7%という結果でした。高校在学時から専門的な知識、技能を身につけることを目的とするか、幅広い知識を身に付け、高校卒業後に大学や専門学校等への進学を考えているかによって、受験する高校も変わってきます。

■高校卒業後の進路状況(出典:文部科学省 平成27年度 学校基本統計)

高校卒業後の進路状況

高校受験の配点や仕組みは、高校や都道府県によって異なる

■同じ都道府県内の公立高校でも、配点が異なるケースがあるので要注意

高校を受験する際、入試制度や合否の仕組みは一番気になるところ。私立高校は各高校によって入試内容が異なり、配点も様々です。その為、入試傾向などを調べ、過去問を解くなど、受験対策をきっちりすることも大切です。
一方、公立高校では、入試問題(学力検査)は基本的には各都道府県単位で統一しています。(一部の都道府県や公立高校では例外もあります)主に一般入試の合否判定は、学力検査の点数に調査書(内申点)の点数が加わりますが、その算出方法や配分は高校によって様々あります。つまり、学力検査の点数を重視する高校もあれば、調査書(内申点)の点数を重視する高校もあります。その為、受験する高校がどのようなタイプか早めに調べておいた方が良いでしょう。特に調査書については、中1~中3までの定期テスト等の成績が影響する為(算出の方法や対象期間は各都道府県によって異なります)中学3年生になってから慌てても取り返しがつきません。

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